しかし、こいつ、本当に疲れてないのかしら?
「道明寺、本当に疲れてないの?」
「あぁ
飲用水過濾器 。」
「すごい体力だね。」
「まぁな。もともと、数日徹夜ぐらいはできるし。」
「そうなんだ。」
そっか、仕事が忙しかったら、眠る時間もないもんね。
「お前はもう少し体力つけた方がいいな。」
「え?」
「俺は一晩中でも抱いていたい。」
えぇ~!
思わず、道明寺の口を手で塞いだ。
「大きな声、出さないで!それに、あたし、結構体力ある方なんだからね。あんたがおかしいの
海藻矽針!」
焦りまくるあたしに向かって、道明寺が言った。
「お前の声の方がうるせぇよ。」
はっとして、振り返った時に、西田さんと目が合った気がしたけど・・・
気のせい・・だよね?
「そんなにカリカリしてんなよ。イタリア、初めてなんだろ?楽しもうぜ。」
いや、カリカリなんてしてないし。
でもさ、こいつって、本当に優しいんだよねぇ。
初めて会った頃は、傲慢なバカ坊ちゃんって思っていたのが、嘘のよう。
あの時は、道明寺を好きになるなんて考えもしなかった。
人生って、何が起こるか本当に分からない
Botox瘦面。
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降り立ったのは、イタリアのマルペンサ空港。
プライベートジェットを降りると、すぐさま用意されたリムジンへ乗り込んだ。