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また、北城老师的三生琥珀色

幻想でもなく次元を超

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幻想でもなく次元を超

経験豊富でフリーの精神科医は、美咲の絵画の保管部屋で数週間泊り込みで、残さず美咲の絵画を分析し総合的な判断と診断結果をまとめ、神父に伝えた。
伝えた内容とは、スケッチブッ矯視隱形眼鏡クにはナンバーが記され4年間で305冊、NoからNo305まで、他には1枚の画用紙103枚があった。
しかし、ナンバー1からナンバー13までのスケッチブックと画用紙103枚には何も描かれてなかった。
画用紙103枚には、見た目では何も描かれてなかったが、一瞬だけ薄らと浮かび上がる絵画であり、見えたり見えなかったりの繰り返し。
クレヨンを使用せず心の中の心の眼でイメージしたものが描かれていたはず、しかしクレヨンを使用し描くようになってから13冊に描かれた絵は消えた。
「不思議な出来事だったが、科学や物理を超えた現象もあり得るのかもしれない」
世界を回り奇妙で不思議な出来事を知り見てきた経験豊富である精神科医は驚く事なく否定も肯定もせず冷静に判断をしていたが、幻覚の世a>界観なのか幻想の世界観なのか考えていた。
精神科医から伝えられた神父は、ただ茫然として静かに聞きながら、言霊からの伝令の映像を思い出す。

現在の科学や物理の方程式では証明できない事もあることを念頭に精神科医は考えたのだろう。
「奇妙で不思議な事だが仮説としては幻覚でも幻想でもなく次元を超えた何かしらの能力が備わっているのではないだろうか」
フリーの精神科医と神父は、同じように思い考えていた。

真理は、苦難を乗り越え現実の世界を導いていくが、美咲は、誰も叶わなかった壮大な夢を時をかけて叶えていくのだと神父は思った。
神父は気付く事で心の中での大きな重圧から解き離れたようである。
神父は、イエスを通し精霊と天使電波拉皮 の伝令の交信と精神科医の診断結果で、これまでの接し方と導き方が知る術もなく気付かなかった、薄らと幻の様にぼんやりとした光景がはっきりと見えるようになると全てが繋がり確信となった。

はっきりと確信した時、イエスからの直接的な伝心があった。
「友よ、アース神族の元に使える者へ伝えよ、世界中に広がる魔性の死神と戦う態勢を整えよ、そなたの心の中にいる者へ伝えよ」
神父の心の中にいる者とは15歳でイエスからの洗礼を受け若年でありながら18歳で神父となり、甥は持っている神父以上の能力がある事によって神父として選ばれた人物である。
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